スロートレーニング理論

スロートレーニング理論とは、
力をゆっくり持続して入れながらトレーニングを行うことで、ターゲットマッスル内に疲労物質を貯蓄させる方法です。

皆さまご存知の「加圧トレーニング」も、実はこの理論です。

筋肉はある一定以上の(キツい)負荷をかけると、乳酸という疲労物質を発生させます。

基本的にはその負荷に応じて疲労物質の量は増えていき、そしてその量に応じて、脳が成長ホルモンを分泌させて筋肉修復の命令を出すのです。

通常は重いウエイトを使って脳にこの命令を出させますが、スロートレーニングでは、遅い動きで筋肉の収縮を継続させ、疲労物質が血液中に溜まるようにします。

脳はその疲労物質がウエイトなどを使って一気に出たものなのか、

それとも力を持続的に入れたことによって溜まったものなのかが判断できず、

たんに「流れずにそこに溜まっている量」に応じて、成長ホルモンを分泌してくれるのです。

さらに言うなら、スロートレーニングは高重量トレーニングに比べて軽い負荷なので、筋肉が実際に傷ついてるわけではありません。

つまり、成長ホルモンは「筋肉を修復」することには使われず、「大きくすることだけ」に使われるのです。

この方法を正しく行えば、重いウエイトなどを使ったトレーニングよりもてっとり早く、しかも辛い思いなどしなくても、

それと同等の、もしくは同等以上の効果を得ることができるのです。

ちょっとしたテクニックが必要ではありますが(^◇^;)

参考文献

鍛えていないと稼げません~身体づくりで生産性をあげよう
角谷リョウ